長田裕希子

金額は下げてもいいのか

東京美容矯正スクールのおさだです。

 

開業間近の生徒さんからよく聞く

「自信もないし…まずは価格をかなり低めにしようと思うんですけど」

の件について。

 

私的には断固NG派です。

 

なぜかというと、

金額を下げてしまうと、技術や接客スキルも面白いことにその金額相応になってしまうから。

 

これ、ホントですよ。

 

そして、また恐ろしいのが、

価値をわかってくれない、価値をわかろうとしないお客様が集まってくる。

というすごい引き寄せが始まります。

 

 

こんなこと思ったことないですか?

 

「ま、100均のだし、捨ててもいっか」

 

期待もされてなきゃ、捨ててもいいって思われるのは100円だから。

これが1万円だったら軽々と「捨ててもいっか」って発想出ませんよね。

 

でも1万円の物だと軽々買うのも勇気がいります。

なので「失敗しないように」口コミ調べたり他と比較するだろうし、

それが良いものだったら感動が生まれると思います。ずっと大切にしようと思います。

 

 

サロンの価格設定も同じ。

安ければ気軽に来れるのでお客様は集まるかもしれません。

 

でも大切にされる価値も下がるので

リピート率も悪いし、

次回予約も繋がりにくいし、

遅刻や無キャンが多かったり、

事前にHPやブログを調べる事もないので意思疎通が難しかったり、

施術も「ああ、こんなもんか」と思われやすく、

「でも安いから」で片づけられてしまいます。

 

これが続くとセラピスト側もモチベーションが下がりますし、

もともと自信がないのでさらに自信喪失に繋がるわけです。

 

 

 

 

 

そういえば昔、サロンの仲間からこんな話を聞いたことがありました。

彼女は先輩にある技術を(無料で)教えてよって言われて、断れずに教えてしまったんです。

 

そしたら

「こんなのお金出して習得するほどでもないわね」

って言われたんですって。

 

 

彼女は何十万も払って習得したのに「教えなきゃよかった…」って泣きながら悔しい思いをしたって言ってました。

 

その先輩は同額を払って習得してたら、末永くその技術を使いこなしてたと思います。(私は毎回入れ込む技術です)

 

でも無料で知ってしまったばっかりに価値がなくなってしまった。

これが「低価格マジック」なのです。

 

 

 

私は金額に価値、そして覚悟も含まれると思ってます。

 

当スクールの価格設定は他のスクールより高いです。

それは絶対的な自信があるから。

なので受講する生徒さんも、みなさんストーリーがあって覚悟決めて多額払って受講を決めて来てます。

 

なので、答えは

技術習得で覚悟決めたなら、価格設定も覚悟を決めるべき。

 

 

価格を上げることは簡単ではないですが、

「できない・怖い」から始めるのではなく

 

その価格にするためには何をすればいいか?

 

を徹底的に考えアイデアを出し、たくさん試してみてください。

 

絶対に「いいお店と良いお客様」で毎日が楽しくなるはずですよ。

 

 

 

 

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この記事を書いた人

長田 裕希子
長田 裕希子
東京美容矯正スクール学院長。コウイチカツヤマサロン赤坂本店で店長を務め「予約が取れないセラピスト」を独自で研究・達成し2007年に開業。スクールブログでは今までの経験を踏まえ、成功例や失敗例を交えながら『愛され稼ぎ続けられるセラピストの秘訣』を【長田節】で話すように綴る。主に生徒相談・経営相談を担当。
プライベートや美容情報は直営店Oceanのブログをご覧ください。
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